しかも用意されてたミキサーがxone 464の初期型でアガる。
初期464は、Slave to the houseの際にModuleで何回か触ってことありますが、同じ464でも初期型と現行モデルでは微妙に音が違います。初期型の方が音がしっとりしていて、アレヒ特有の「今っぽい硬さ」は多少抑えられてます(クオリティー的には現行も初期型でも大差はありませんが)。ノブが大きくEQもやりやすい。マスターゲインとモニターゲインがノブではなくフェーダーなのもわかってる。現行だとノブだからヘッドフォンボリュームと間違えやすいし微調整が面倒なんす(あれは明らかな改悪)。私見ではハウスなら初期464の方が合ってると思ってます。
あと、この手の近未来デザインって使い込むとダサくなるのが常だけど、初期型は使い込むと味が出るからイイ。Moduleで使ってたやつは表記文字が擦れてのっぺりした平面が傷と手垢にまみれた鏡面とマッチして、なんとも言えない味を出してやした。
■Slave to the houseで目指している世界に通じるけど、箱鳴りはダンスミュージックの魅力の一つだなと再認識しますた。壁や床が共鳴し、フロア全体がスピーカーと化す状態。その震えをフロアにいるダンサーが吸収することで空間が心地良く4ビートに染まり、その場の存在が全てが音楽になる瞬間。芸術と呼ぶにはあまりに単純で不完全なハウスという音楽が魅力的なのは、こうした環境と同化するポテンシャルを内包しているからだとボクは信じてます。
物理的に考えてフロアにいる人の数や動きによって音鳴りは変化するし、人間の聴力は環境に合わせて時間単位ですら変化しやす。だからこそシンプルなハウスの構造が、その変化を際立たせると。ミックスという現象は、ミキサーの中だけではなくフロアでも常に起こっているわけす。
よくハウスのBPMが心音に近いテンポと言われるけど、クルマのウィンカー音(カッチカッチってやつね)も緊張感をあおるために心音のテンポに近づけていることを考えれば、BPMだけでは”あの感覚"を説明するには不十分なはず。ボクの勝手な仮説ですが、人間がクラブミュージックに惹かれるのは、フロアで低音に包まれる感覚が、胎児が子宮内に響く鼓動音を聴く感覚に似ているからなんじゃないかと思ってやす。昔Yellowでハマってた時に、水の中に浮遊するイメージや妙な帰郷感を感じた経験がありますが、それってまさにでしょ。
余談ですがYellowは、エントランスで並ぶ人がズンズンという低音を感じられるように入り口階段のあたりで最後にサウンドチェックしてたらしいです。それくらい箱鳴りはダンスミュージックの魅力の一つなんす(逆にレイブのように返しがない逝きっぱなしの鳴りにも魅力があるのですが、それはまた別の機会に)。
しかも用意されてたミキサーがxone 464の初期型でアガる。
初期464は、Slave to the houseの際にModuleで何回か触ってことありますが、同じ464でも初期型と現行モデルでは微妙に音が違います。初期型の方が音がしっとりしていて、アレヒ特有の「今っぽい硬さ」は多少抑えられてます(クオリティー的には現行も初期型でも大差はありませんが)。ノブが大きくEQもやりやすい。マスターゲインとモニターゲインがノブではなくフェーダーなのもわかってる。現行だとノブだからヘッドフォンボリュームと間違えやすいし微調整が面倒なんす(あれは明らかな改悪)。私見ではハウスなら初期464の方が合ってると思ってます。
あと、この手の近未来デザインって使い込むとダサくなるのが常だけど、初期型は使い込むと味が出るからイイ。Moduleで使ってたやつは表記文字が擦れてのっぺりした平面が傷と手垢にまみれた鏡面とマッチして、なんとも言えない味を出してやした。
■Slave to the houseで目指している世界に通じるけど、箱鳴りはダンスミュージックの魅力の一つだなと再認識しますた。壁や床が共鳴し、フロア全体がスピーカーと化す状態。その震えをフロアにいるダンサーが吸収することで空間が心地良く4ビートに染まり、その場の存在が全てが音楽になる瞬間。芸術と呼ぶにはあまりに単純で不完全なハウスという音楽が魅力的なのは、こうした環境と同化するポテンシャルを内包しているからだとボクは信じてます。
物理的に考えてフロアにいる人の数や動きによって音鳴りは変化するし、人間の聴力は環境に合わせて時間単位ですら変化しやす。だからこそシンプルなハウスの構造が、その変化を際立たせると。ミックスという現象は、ミキサーの中だけではなくフロアでも常に起こっているわけす。
よくハウスのBPMが心音に近いテンポと言われるけど、クルマのウィンカー音(カッチカッチってやつね)も緊張感をあおるために心音のテンポに近づけていることを考えれば、BPMだけでは”あの感覚"を説明するには不十分なはず。ボクの勝手な仮説ですが、人間がクラブミュージックに惹かれるのは、フロアで低音に包まれる感覚が、胎児が子宮内に響く鼓動音を聴く感覚に似ているからなんじゃないかと思ってやす。昔Yellowでハマってた時に、水の中に浮遊するイメージや妙な帰郷感を感じた経験がありますが、それってまさにでしょ。
余談ですがYellowは、エントランスで並ぶ人がズンズンという低音を感じられるように入り口階段のあたりで最後にサウンドチェックしてたらしいです。それくらい箱鳴りはダンスミュージックの魅力の一つなんす(逆にレイブのように返しがない逝きっぱなしの鳴りにも魅力があるのですが、それはまた別の機会に)。
途中からNO!Z君と合流。2軒目は、60歳のDJがいるというお好み焼き屋「てんご」へ。おばあちゃんが「Undergroud」と書かれたシャツを着て、歌謡曲やディスコといったドーナツ盤を延々とプレイしてた。カオス過ぎる。。。。ツバキハウスやムゲンといった場所もリアルタイムで遊んでたらしいし、海外の経験もあったりと、謎が多そうな人だった。さりげなくつぶやいた「Like a Rolling Stones 転がり続けなきゃ。それなりに。」という言葉が心に残りました。やっぱり関西の中高年は層が厚いね。