Jus-ED@Eleven逝ってきやした。いや~マヂで最高ですた。
■久しぶりに東海岸からの大物刺客。加えてUniversal Indiann、Levon Vincentという渋過ぎる面子なので随分前から楽しみにしてやした。今も昔もボクはUSハウス信者で、中でも東海岸ハウスについてはかなりの思い入れがありやす。
雑に言うと、西海岸ハウスってのは、ビーチで女の子がキャッキャ踊っているようなリア充臭がするのに対し、東海岸ハウスは汗臭い男達が箱の中で踊っているような独特の生臭さというか童貞臭があるわけですw どちらもUSハウスなので愛すべき脇の甘さみたいなのは共通しているものの、やはり地域性の差はありやす。
んで、日本では東海岸ハウス=懐メロと勘違いされてる節がありやすが、当たり外れがデカかったりフェイクDJが多いのは事実にせよ、東海岸はUSハウスの中でもシカゴハウスと同じように歪んだフェチズムを含んでると思ってます。
例えば、Jus-EDの新譜なんか聴いてても、2010年とは思えないシンプルな構成だったり90sな音色を使ってたりしやすよね。他にも、windowsのペイントで編集しただけなんじゃねえかってくらい縦横比が歪んでたり、画質がヒドい記念写真みたいなのをラベルに貼ってたりするのもUSハウス。TraxやDance maniaのラベルの版ずれしてたり2重張りされてたのもUSハウスです。
信頼のUSハウス感
安心のジャケセンス
■Elevenに入ると、一発でそれとわかるJus-EDを発見。信頼できそうなフトム体型にまずニヤリ。Kマート(アメリカの量販店)で売ってるような丈長過ぎのダボダボサイズに「Live in Tokyo」と臆面も無くドーンと書かれたTシャツを、誰よりも早く本人が着ちゃってるあたりも抜かりない。「こりゃデキるぞ」と、期待に胸が膨らみやす。勝手な持論ですが、ハウスDJはHipHopと違い、ファッションと内容は反比例しやすい傾向にありやす。
■アツオさんが終わってLevon Vincentが始まる時に、Jus-EDがブースに入り音止めかと思うと、いきなりマイクを握り「今日は東海岸スタイルを見せてやるぜ」と煽った瞬間に勝利を確信。前後の繋がりとか全く考えてねえw
Levon Vincentの方は、楽曲のイメージよりハウシーですた。おっさんくさい選曲の割に、ラウンジでチョロっと喋ってたら、まだ20代半ばだそうでビックリ。絶対デトロイトテクノマニアだと思ってたら、そこまで好きじゃなさそうだったのも意外ですた。選曲はカッコ良かったっす。
■夜も更けた頃、ついにお目当てのJus-ED登場。
Roland丸だしのズンドコ腰に来る重めの通称ケリチャンビート(Kerri Chandlerに代表されるやつね)に、シンプルなコード弾きをあてがっただけのウワモノというこれぞ東海岸スタイル。終いにには時折マイクで「House music〜♪」とか語り乗っけてられたらね・・・久しぶりにフロアで完敗宣言しますたw
ネットで拾ったミックスを聴いた印象では金太郎飴なDJなのかなと想像してたけど、爆音と照明のある現場で聴くのは違いますね。これだからクラブは面白いす。
■出音も素晴らしかったす。セッティングがいつも違ってたみたいだけど、それでもDJ変わった瞬間に、音が変わってたから腕なんだろうなあ。自分なんかElevenで3回やってもまだまだ甘いところがあるのに、初見のクラブであそこまで綺麗にならすって現場を相当積んでるんじゃんなかろうか。フロアで会った友人も何人か言ってたけど、今まで何度かElevenに逝った中でも一番の音質だったと思いやす。
この日のDJは、全員レコード中心だってのも良かったっす。あそこまで反響がある環境で長時間聴いてると、デジタルとアナログでは朝方のフロアに明確な差が出るような気がしやす。
■内容の方は、ま~独特のハメグルーヴで、DopeでもDeepでもアッパーでもサイケデリックでもスペーシーのどれでもないんだけど、同時に全て当てはまるというか。選曲もGrooveもオリジナルだし、ボクの経験ではちょっと他にああいうDJは思いつかないす。ハメ度だけで見ても、Doc Martinとかに匹敵するクラスですた。
Pepe Bradock/Deep BurntとかKOT/Finallyとか大ネタハウスもたまにかかってたけど、がっつりロングミックスでハメてくるから違う曲に聴こえてやした。ホント聴いたことない世界観だったす。
最近は、同じような曲の繰り返しでたまにホワイノイズでプシャーっと盛り上がるだけで一晩が終わってしまう外タレDJもいるけど、ボクはやっぱり骨太で黒いGrooveが好きみたいです。自分のプレイでも"っぽい"曲でお茶を濁しちゃう時あるけど、シンプルなハウスでもあそこまでハメられるんだと自戒しやした。
最初は適当に飲みつつ聴いてたものの、気付いたら最後までガンガン踊ってしまい、右後ろ組専用の通称「山田ルーム」まで利用する始末。
クソ渋い面子の割に女子率高かったのは驚きますたが、叫んだり手を挙げてる奴は、ほぼ100%野郎ですたw
■Tも同意見みたいだったけど、とりあえず今のところ今年NO.1パーティーかもす。というか、ここ1、2年で見たDJで最も好みですた。初見の襲撃度という点では、数年前に見たDonato Dozzy、もっと前に見たSunshine Jonesのライブにも匹敵するかも。あまりに興奮して翌日にレコード買いまくってしまいやした。この感じ久々だなあ。
やっぱ40歳超えてもまだハウスやってるDJって、選曲とかスキルとか恐ろしい方向に振り切れてやすね。
■この日はメインもサブフロアも音ありきの素晴らしいブッキングで、最初から最後まで純粋に音楽を楽しめますた。こういう企画はどんどんやって欲しいし応援したいす。
ホントにごちそうさまですた。ハウス好きなら、一回見て損はないDJだと思いやす。また呼んで〜☆
<おまけ>
Jus-EDにJack your bodyとCan u feel itって書いてもらってみた
■久しぶりに東海岸からの大物刺客。加えてUniversal Indiann、Levon Vincentという渋過ぎる面子なので随分前から楽しみにしてやした。今も昔もボクはUSハウス信者で、中でも東海岸ハウスについてはかなりの思い入れがありやす。
雑に言うと、西海岸ハウスってのは、ビーチで女の子がキャッキャ踊っているようなリア充臭がするのに対し、東海岸ハウスは汗臭い男達が箱の中で踊っているような独特の生臭さというか童貞臭があるわけですw どちらもUSハウスなので愛すべき脇の甘さみたいなのは共通しているものの、やはり地域性の差はありやす。
んで、日本では東海岸ハウス=懐メロと勘違いされてる節がありやすが、当たり外れがデカかったりフェイクDJが多いのは事実にせよ、東海岸はUSハウスの中でもシカゴハウスと同じように歪んだフェチズムを含んでると思ってます。
例えば、Jus-EDの新譜なんか聴いてても、2010年とは思えないシンプルな構成だったり90sな音色を使ってたりしやすよね。他にも、windowsのペイントで編集しただけなんじゃねえかってくらい縦横比が歪んでたり、画質がヒドい記念写真みたいなのをラベルに貼ってたりするのもUSハウス。TraxやDance maniaのラベルの版ずれしてたり2重張りされてたのもUSハウスです。
信頼のUSハウス感
安心のジャケセンス
■Elevenに入ると、一発でそれとわかるJus-EDを発見。信頼できそうなフトム体型にまずニヤリ。Kマート(アメリカの量販店)で売ってるような丈長過ぎのダボダボサイズに「Live in Tokyo」と臆面も無くドーンと書かれたTシャツを、誰よりも早く本人が着ちゃってるあたりも抜かりない。「こりゃデキるぞ」と、期待に胸が膨らみやす。勝手な持論ですが、ハウスDJはHipHopと違い、ファッションと内容は反比例しやすい傾向にありやす。
■アツオさんが終わってLevon Vincentが始まる時に、Jus-EDがブースに入り音止めかと思うと、いきなりマイクを握り「今日は東海岸スタイルを見せてやるぜ」と煽った瞬間に勝利を確信。前後の繋がりとか全く考えてねえw
Levon Vincentの方は、楽曲のイメージよりハウシーですた。おっさんくさい選曲の割に、ラウンジでチョロっと喋ってたら、まだ20代半ばだそうでビックリ。絶対デトロイトテクノマニアだと思ってたら、そこまで好きじゃなさそうだったのも意外ですた。選曲はカッコ良かったっす。
■夜も更けた頃、ついにお目当てのJus-ED登場。
Roland丸だしのズンドコ腰に来る重めの通称ケリチャンビート(Kerri Chandlerに代表されるやつね)に、シンプルなコード弾きをあてがっただけのウワモノというこれぞ東海岸スタイル。終いにには時折マイクで「House music〜♪」とか語り乗っけてられたらね・・・久しぶりにフロアで完敗宣言しますたw
ネットで拾ったミックスを聴いた印象では金太郎飴なDJなのかなと想像してたけど、爆音と照明のある現場で聴くのは違いますね。これだからクラブは面白いす。
■出音も素晴らしかったす。セッティングがいつも違ってたみたいだけど、それでもDJ変わった瞬間に、音が変わってたから腕なんだろうなあ。自分なんかElevenで3回やってもまだまだ甘いところがあるのに、初見のクラブであそこまで綺麗にならすって現場を相当積んでるんじゃんなかろうか。フロアで会った友人も何人か言ってたけど、今まで何度かElevenに逝った中でも一番の音質だったと思いやす。
この日のDJは、全員レコード中心だってのも良かったっす。あそこまで反響がある環境で長時間聴いてると、デジタルとアナログでは朝方のフロアに明確な差が出るような気がしやす。
■内容の方は、ま~独特のハメグルーヴで、DopeでもDeepでもアッパーでもサイケデリックでもスペーシーのどれでもないんだけど、同時に全て当てはまるというか。選曲もGrooveもオリジナルだし、ボクの経験ではちょっと他にああいうDJは思いつかないす。ハメ度だけで見ても、Doc Martinとかに匹敵するクラスですた。
Pepe Bradock/Deep BurntとかKOT/Finallyとか大ネタハウスもたまにかかってたけど、がっつりロングミックスでハメてくるから違う曲に聴こえてやした。ホント聴いたことない世界観だったす。
最近は、同じような曲の繰り返しでたまにホワイノイズでプシャーっと盛り上がるだけで一晩が終わってしまう外タレDJもいるけど、ボクはやっぱり骨太で黒いGrooveが好きみたいです。自分のプレイでも"っぽい"曲でお茶を濁しちゃう時あるけど、シンプルなハウスでもあそこまでハメられるんだと自戒しやした。
最初は適当に飲みつつ聴いてたものの、気付いたら最後までガンガン踊ってしまい、右後ろ組専用の通称「山田ルーム」まで利用する始末。
クソ渋い面子の割に女子率高かったのは驚きますたが、叫んだり手を挙げてる奴は、ほぼ100%野郎ですたw
■Tも同意見みたいだったけど、とりあえず今のところ今年NO.1パーティーかもす。というか、ここ1、2年で見たDJで最も好みですた。初見の襲撃度という点では、数年前に見たDonato Dozzy、もっと前に見たSunshine Jonesのライブにも匹敵するかも。あまりに興奮して翌日にレコード買いまくってしまいやした。この感じ久々だなあ。
やっぱ40歳超えてもまだハウスやってるDJって、選曲とかスキルとか恐ろしい方向に振り切れてやすね。
■この日はメインもサブフロアも音ありきの素晴らしいブッキングで、最初から最後まで純粋に音楽を楽しめますた。こういう企画はどんどんやって欲しいし応援したいす。
ホントにごちそうさまですた。ハウス好きなら、一回見て損はないDJだと思いやす。また呼んで〜☆
<おまけ>
Jus-EDにJack your bodyとCan u feel itって書いてもらってみた
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