■音だしに立ち会いたかったので、オープン前にWoalに到着。前週くらいに店長さんからセッティングを聞かれた時に、「ロングセットなのでアイソは必須」と伝えていたのですが、当日に合わせてGSAの新アイソを入れてくれてアガりした。常駐のアイソがなかったそうで、購入して東京までわざわざ取りに行ったとか。切れのカーブもよく、エフェクター用のループがついているので、EFX1000も音質を損なわずに接続できるのが素晴らしい。ボクが次に買うアイソ候補は、これでほぼGSAかDope Realに絞られますた。

■フロアはModuleのメインフロアを一回り大きくしたような感じで、音鳴りも低音がブンブン震えるハウスの鳴り。長方形のフロアや、壁に貼られた吸音材や、一段高いブースもこだわりが感じられて、今じゃ珍しいストロングスタイルのガラージ箱。店長さんによると、FKやDannyを呼ぶ際には、黄色の残党が東京から遊びにくるらしいですが、このクオリティーなら納得す。

ブース裏のメッセージ
House愛だね

■オープンしてすぐに外にはお客さんの行列ができていて、1時間もするとバーに並ぶのも大変な混雑具合。11時頃に地元のスケーターによるDVD「Local 2nd」の試写会がスタート（これのリリースパーティーですた）。映像のレベルがビックリするほど高くフロア満杯のお客さんから歓声があがっていたりと、東京じゃ絶対に実現不可能なローカルの美しさを目の当たりにして感動しますた。後から聞いたら、泣いてる人までいたみたい。クオリティーの低さを身内ノリで補っているようなのは苦手ですが、あそこまでやってるなら大歓迎です。
　DJ的には、試写会が終わったらみんな帰るノリなんだろうなあと心配していたものの、その後も人は引くことなく12時過ぎてあたりから今度は踊り目的のパーティーピーポーがぞろぞろと入ってきて、なんだかんだで160人オーバーも入って身動き取れないの混雑っぷり。久しぶりに、一晩通してフロアもラウンジもしっかり機能しているパーティーを見て興奮しますた。
　事前にオーガナイザーさんや店長さんが何度も連絡を取ってくれて気合いはビシビシ感じていたので、成功して一安心。やっぱパーティーは、知名度に頼るとかじゃなく、コンセプトを決めて、告知をしっかりして、出演者とコミュニケーションを取るっていう細かいことの積み重ねなんすね。県外からホテルをとって来てた人も何人かいたみたいだけど、それに恥じない内容だったはず。普段はマイナスのことしか言わないネガティブニートことコバヤシステムですら、感動してますた。

■ボクは、２時頃から朝方まで四時間超というロングセット。疲労感の漂うフロアに４ビートをズンズンたれ流すのってあまり好きじゃないので、お客さんがもたなかったらゆるめな選曲にシフトして早めにやめてもいいかなと思ってやしたが、最終的には予定より延長。お客さんのノリも良く最後までGroove重視のプレイができたのが、ハウスDJ冥利に尽きやした。最後まで着いて来て頂いた方は、本当にありがとうございやした。朝方に現れた裸族や、フロアの片隅の暗闇でいちゃついてるカップルとかクラブっぽくて微笑ましかったす。
　バーのような場所でのロングセットは何度か経験してますが、所謂クラブでここまで長時間やった経験はなかったので、素敵な思い出になりました。んが、終了後に襲って来た疲労感は半端なく、何故か翌日は全身が筋肉痛ですた。

■翌日は３大うどんの１つである水沢うどんへ。手打ちうどんに、舞茸天ぷら一種類という自信のメニューにニヤリ。富士そばとの格の差を思い知らされ大満足。コバヤシステムは調子にのって食い過ぎダウン。連れて行ってもらったお店は、岡本太郎のゆかりらしく作品が飾ってありやした。

■地方に逝くと、知らない人ばかりで緊張しますが、嫌みじゃなく色々な人や文化に触れられるので楽しいですね。素敵な思い出になりますた。T君、DSK君、店長のIさんその他パーティースタッフのみなさん、ありがとうございました。

＜おまけ＞情報過多都市高崎
高崎で一番驚いたのが、至るところに掲げられた看板の異常な多さ。道路脇には隙あれば看板。T字路で止まると、信号待ちじゃ全部読めないだろって量の看板郡。ソバ屋やカフェには、壁一面に絵画やら書道やら像やら所狭しと貼ってある。基本的に、見えてる壁の面積が少ない。とにかく無駄に情報が多く、たいして役に立ってないのが特徴。これは県民性なんでしょうかw
　ヤマダ電機やビックカメラは群馬が発祥らしいけど、あのジャンクなチラシに県民性が反映されてるのかね。次は珍宝館逝ってみたいな。

しょうもない看板が至るところに