カンボジア旅行記の続き。
■アンコールワットもみてカンボジアへ旅行の筋は通したということで、3日目以降は観光は適当にフリーに動くことに。旅行は観光一段落してからが本番。
カンボジアはどこでもチャリが借りれるのでプラプラしていると、パブストリート周辺から国道6号にむかう途中に調子良さそうなゲストハウス通りを発見(ヨーロピアンゲストハウスとかある通り)。宿泊してたTree of lifeは満室で追い出される予定だったんで、ゴールデンタケオとかいうゲストハウスに移動。ちなみにここはカンボジア人の兄ちゃんがやってて、日本人に有名なタケオハウスとは全く無関係みたい。このあたりは都会の喧騒を忘れられる静けさで、コンビニも現地価格だし、トゥクトゥクも客引きしてこないのでオススメ。
この雰囲気大好き
■遺跡巡りの際に雇ったトゥクトゥク運転手のペルが、ボクらと歳が近いのと酒好きなこともあり、2日目からその連れ達と一緒に遊ぶように。ローカルの遊びを色々教えてもらう。一緒に遊んでた奴らを紹介。
アンコールビアーを1日12本かかさず飲んでいる。
ゴールドは女癖が悪くて、奥さんと彼女が日替わりでやってくる。奥さんはキレると超怖い。パブストリートの近くで定食屋やってる。
牛殺しのナンバーエイト
屠畜場で働く彼は毎日牛を捌いてから、数時間の運転して飲みに来てた。 温厚でいいやつ。
浪速のヤンキー
マリン
彼は兵庫に数年住んでたことがあったらしく関西弁がペラペラ。関西人のSHIN1君よりも浪速節全開で圧倒。関西でヤンキーにナイフをつきつけれた際、「カンボジアだったら最初に殺してから金は盗るぞ」と説教して逆に仲良くなって、後日そのヤンキーがカンボジアにわざわざ遊びに来たという人情派。
チングラマングラ
飲み会の料理担当。基本シモネタしか話さない。食事中にスマフォでAVを爆音で流すのが玉に瑕だが、ゴールドの店でコックやってるので料理の腕は確か。
みんなのリーダ的存在で、日本語もペラペラ。仕事で日本にもちょくちょく来てるから日本人のノリもわかってて、日本の友人と話しているノリと変わらない。ひいじいちゃんはポルポト政権前に市長とかやってた実力者で、地元じゃ有名なワルだったそうな。武勇伝が最高に面白かった。
<ティロ君のナイトクラブ抗争事件>
ティロ君の友達がクラブで店員にセクハラされる→ティロ君が店員をぶん殴る→店長がクラブを閉めて閉じ込められて店員全員集合。1対8になる→ティロくん拳銃射つ→拳銃が不発弾で逆に刀で切られてボコボコ→警察に保護される→警察署の周りをクラブ連中が張り込み→翌日、ティロ君が自分のチームを集合させて警察署から脱出→家に帰ると親父から「負けてんじゃねえ」と実弾を渡される→ティロ君は即仕事やめて、毎日クラブに張り込み→クラブ店員は店に泊まり込み籠城→一人になったところを襲撃してリベンジ(さすがに銃は使わなかったそう)→プノンペンに高飛びしてほとぼり覚めるまで大学で日本語を勉強w
■ティロ君の家は繁華街からも近かったので、みんなでよくたまってた。
「チョルモイ」はカンボジア語で乾杯の意。日本だと乾杯は最初の一口だけだけど、カンボジアでは一口つける度に乾杯する=延々に同じペースで飲まされる。飲むスピードも異常に早く、酒に弱いSHIN1君は毎日グロッキー状態にw
路上で2次会
羽化寸前の卵
珍味系で以外にイケる
ペル達とよく通ってた現地食堂
カンボジア鍋がうまい
カンボジアにも鍋奉行文化はあるみたいで、ある日、ペル vs ゴールドで鍋奉行戦争が勃発。
ゴールドが先制攻撃
ペルが反撃
この日の戦果
そしてこの顔である
■カンボジアのナイトクラブ事情について。シュムリアップ周辺にある主要クラブは、ほぼすべて行った見たものの、カンボジアのクラブは女の子をひっかけるというのがメインみたいで純粋に踊れるクラブは皆無。意外なのはDJはいなくてもいいと思っているみたいで、結構な大箱でもミックスCD垂れ流しのところが多い。まあ、ハイソなクラブでもエントランス料金は取られないので、さくさくハシゴはできる。日本のクラブも知っているティロ君に聞いても、クラブ文化はかなり遅れているみたい。かなりゆるく遊べるのに、これはちょっと残念。パーティー文化があるなら首都のプノンペン行ってもいいかなと思ってたけど、期待できなさそうだったので見所の多いシュムリアップに滞在することに決定。
ピラミッド
金持ちが集まるとこみたいで、ナンパ待ちの女子(コールガール?)しかおらず即出。内装は凄い。
トライアングル
カンボジア人に人気のクラブ。雰囲気は悪くないけど、音はつまんない。
大晦日にペル達と遊びにいったカンボジアのクラブ(名前不明)。現地人しかおらず酒も安い。四方から無駄に迫るレーザーが印象的。ここが一番おもしろかったかな。
■暑さから少し泳ごうかなと思い、ペル達と滝のあるプノンクーレンへ。山道を行くのでトゥクトゥクでは無理らしく、ペルとナンバーエイトのバイク2台に2ケツで行くことに。これが地獄の始まり・・・
身を持って体験した2ケツがダメなわけ。
・市内はビュンビュン割込みするので落ち着かない
・市外にでればスピード上がるので向かい風で落ち着かない
・山道入ると凸凹オフロードになりひたすら揺れるので落ち着かない
・砂埃で全身ザラザラになる
・道中全く喋れない
・カンボジア人は慣れてるのか全然休まない
・1時間を超えたあたりでケツが痛くなる。2時間超えると全身が痛くなる。
・ 転倒しそうになり地面を蹴りあげて死線を超えること数回
と、3時間近くかけてみっちりと2ケツの向こう側を体験。トゥクトゥクがいかに優れた乗り物かを痛感。市内移動なら2ケツでもいいけど、長距離2ケツは絶対ダメ。ってか、地球の歩き方にバッチリ書いてあったorz Shin1くんのジーンズは見事な茶色に染まり、後のランドリーで「これは元に戻らないよ」と言われてたw
2ケツ中は景色とかどうでもよくなる
山道の休憩所。
2ケツで来てる馬鹿はどこにもいないw
さて、こんなに苦労したのだからと期待していたのに、現地にはイナたい仏像と普通の滝があるだけ。
当然、帰り道の体力を考えると泳ぐなんてとても考えられず。ペルだけがはしゃいで泳ぎまくっててカンボジアで初めて殺意を覚える。
滝の中から手を降るペル
やはり遺跡はダメというタブーを正しかったよう。
寺でかかってた音楽は唯一良かった。
30秒くらいから入るお経(?)ラップがカッコいい。カンボジア語って拡声器と相性いい。
<おまけ>
アジアでバイタクした人は、「水曜どうでしょうベトナム編」を見ると最高に笑えます。
旅行記は次に続きます。