■事の発端は、年の暮れにShin1君と大阪で飲んでた時のこと。Shin1君が「カンボジアに行くけど一緒に行く?」という誘われ、アンコールワット以外に何の知識もなかったんで、ノリで流れに身を任せ急遽出発の3日前に航空券をゲット。
■シュムリアップ到着後、パブストリート近くにあるゲストハウスTower of lifeでShin1君と待ち合わせ。ボクはベトナム航空で来たので乗り換え時間もほとんどなく機内食もうまく快適だったけど、彼は中華航空で中国乗り換えで一泊&機内食最悪だったらしくテンション低い。Tower of lifeは最近できた日本人経営のゲストハウスで、ダブル一泊25US $とちょい高いけど、エアコン&ホットシャワーはもちろん脱ぎ散らかした洋服とか全部畳んでくれるなど、ホスピタリティは最高。
ゲストハウス近くにあるパブストリートは、タイのカオサンロードと似たようなもんで観光客向けの繁華街。バーとか酒飲める場所たくさんあるし夜遅くまでプラプラできる治安の良さは楽だけど、客引きがうざいのと物価も現地人向けの数倍するので個人的にはあんまり。例えばパブストリートだとタバコ1箱で1US$もするけど、ちょっと離れた普通の売店なら2−3箱買える。観光客をカモろうとする面倒臭い日本人とかにも遭遇。まだああいう沈没人種っているんだなあ。まあ、大抵の物資はここで簡単に手に入るので、初日にうろうろするのが吉かと。
■準備万端で翌日からプラプラと散策開始。まずは、天空の城ラピュタのモデルになったらベンメリアへ。
ベンメリアを一言で表すならば「放置プレイ」。崩れた瓦礫の中を自由に進んでいくのはワクワクするけど、とにかく疲れる。もちろんロープなんかないので普通に危ない。
全く整備されてないw
原型不明
遺跡に入るとチップ目当ての子供がたくさん寄ってくる。なるほど、宮崎駿が惹かれたというのも納得。ただ、相手にすると面倒なんで無視するのが吉。
木のブランコ
チップを断るとこの顔である
カンボジア語で罵声を頂く
■翌日は、アンコールワット、アンコールトムへ。
このあたりの遺跡群は世界遺産に指定されていて、一辺がおそらく数キロ〜10キロくらいはある広大な国立公園となっていて、バイクかトゥクトゥクじゃないとまず回れない。途中で出会ったドイツ人のパッカーは、チャリで回ってたけどあの暑さの中、チャリを漕ぐにはとてもなれず。世界遺産に指定された地域に住んでいる人たちは建物の改築などが一切禁じられてて、そんな家は誰も買いたがらないので売ることもできずボロボロの家に住むしかないそう。
アンコールワットは教科書で見たのと同じ光景で人が多い。広さと猛暑に途中で心が折れる。
アンコールワット周辺の遺跡はとにかく階段だらけ。
階段
そう。ベンメリア〜アンコールワットの流れでボクらはカンボジアで最もタブーとされるであろう事実に早くも気づいてしまう・・・
遺跡は疲れるわりには、そんなに面白くないw
あのタイプの遺跡が好きな人にはたまらないみたいだけど、カラフルな街並みとか静かな自然が好きなボクにはあまり好みじゃないのかも(主観なんで好きな人いたらゴメンなさい)。このタブーをShin1君と発見して二人で爆笑。一人旅と違ってネガティブな話も笑い飛ばせるからいい。
とは言っても、アンコールワット近くにあるアンコールトムは行く価値あり。ワットは「隅々まで見て回りなさい」という押し付け感がすごいけど、トムは巨大な代々木公園の中に遺跡がチラホラあるので、もっと気軽に散策を楽しめる。ワット派かトム派でわけるなら、ボクらは断然トム派。
ワットを散策してたら人のいない程よいチルアウトスペースを発見。iPod+携帯スピーカーでチルアウトミュージックをかけて休憩。「トムでChill=トムる」なる造語が誕生。
トムり中
サンセットはアンコールワット周辺で最も高い神殿プノン・バケンへ。観光スポットとして超有名みたい。
人多すぎ
あれ?たいしたことない・・・
これから行く人にオススメするとしたら、アンコールワットとプノン・バケンは飛ばしてアンコールトムでゆっくりトムるのが吉かと。
と、出だしは前途多難で始まりましたが、後半に衝撃の光景が待ち受けてたとは・・・