LIVErary終了〜天才キラー21時間〜 «« »»日暮里散策

right.gif 復活!!右後ろ組!!

yamaha_hs50m-1.jpg右後ろから見た光景(動画)

Derrick May@黄色逝ってきやした〜。

Derrick MayってFrancois Kと並び自分の中では神クラスに入るDJの一人で、昔は来日したらテープレコーダー持っておっかけしてやした。でも、何年か前にAgehaで1ヶ月間毎週末Derrick Mayという夢企画があったんだけど、蓋を開けてみたら新譜垂れ流しの糞プレイで「Derrickは死んだ」と言い残しフロアを去って以来、ずっとご無沙汰太郎だったんす。とは言っても、最近のデトロイトブーム、1年ぶりの来日、Derrickも慣れてるYellow、混みにくい金曜日と好条件が重なったので急遽逝くことに。

 いや〜久しぶりに復活しましたよ。右後ろ組。熱心なYellowファンならわかると思うけど、Yellowのフロアは大きく分けて前組、左後ろ組、右後ろ組があるんす。DJに直接フィードバックできる前組や、気楽にラウンジに逃れられる左後ろ組とは違い、ブース見えない、一度入ったら抜けにくいの悪条件が重なる右後ろ組は好き者スポットなわけです。ただ、レコードチェンジとかEQいじるタイミングが全く予想できない分ドキドキするし(Derrickみたいなジェットコースター系DJは特に)、人の流れが他組に比べて少ないので邪魔されず同じ面子で一晩乗り越えていく連帯感があるわけす。単純に一番空いてるのは右後ろだから、踊りやすいしね。

Yellow非公認クラブ『右後ろ組』
■活動場所 
 右後ろスピーカーの後ろ側
■主な活動内容
 基本は一人単位 
 飲み物、ガム、飴類の交換 
 あんま動かない
 いちゃつき禁止 
 朝方から本気モード

 もちろんメンバーは毎回流動的になるので、パーチーによって戦力は大きく変わるんす。つまりメンバーの濃さでパーチーのバロメーターになるわけだけど、今回は活動内容を熟知した中々良い面子が集合。 ボクも右後ろ歴10年近くになるけど、かつては順番待ちがあったくらいの右後ろ組も、時代の流れと共に休止状態だったんす。自分の知る限り、右後ろ組としてきちんと活動があったのは、1、2年ぶりじゃないかなあ。もちろんお互い他人ばかりですが、あの無言の一体感がいいわけっす。前組じゃなく右後ろ組が、陰でフロアをコントロールしてるんだという自負もあったりしてね(実際は誰も見てないわけだけど)。
 スマイリーケミ子(勝手に命名)とか、かっちゃん(GGダンサー。左コラムの動画参照)とかおなじみの面子も視界に確認できてニヤニヤ。喋ったことないし喋りたいとも思わないけど、この距離感がクラブなんす。

 たまたま来てたMonolith君が「昔のテクノファンとは完全に客層変わったけど、肩の力が抜けてる感じが逆に良い」と話してたんだけど、コレまさに言い得て妙。確かにミックスアップ全盛の頃ってテクノ教が存在してて、それは熱狂的な良い面もあったけど、盲目的、排他的な悪い面もあったような気がしやす。テクノというジャンルが特異性を保てなくなった今の方が、逆にフラットに聴ける良い機会なのかも。Disco Dubブームが終焉に向かってる時期と照らしあわせてもグッドタイミングだし。
 肝心のDerrickは、昔のスタイルとは変わってて熱さよりも冷たい感じが目立ってやした。昔からのファンにしてみたら、「ハメるDerrick様なんてみたくない」という声も出てそうだけど、これはこれでボクは好き。新譜なんかかけないで、誰よりも熱いプレイをしてたDerrickを見たかったという気持ちは否定しないけどさ。
 どちらにしても、これぞミックスという圧倒的Grooveと世界観はやっぱ別格。みんなアングラ志向なのは良いけど、ハウスとかテクノ聴くなら世界トップクラスのDJもきちんと体験して欲すいよなあ。日本も10年経てば、この手のモンスターDJって出てくるのかなあ。

 あと、YellowってDJプレイが良いと見たことない照明パターン出してくるんだけど、今回は気合い入ってやした。ちょっと前に逝ったAmeの時とは大違い。やっぱDJの格の差は、照明にでやす。鮮明に覚えてる範囲だと、Paperclip People/Throwの女性ボイスサンプルが入ってくる瞬間に、ブース後ろから4色ライトぐるぐる→フロアばちこ〜ん!!!曲の展開とかフロアの温度わかってなきゃ、絶対アノ照明は思い付かないYO。
 やっぱYellowが好きなのは、同じDJを何度も呼ぶからブース周りに慣れるし、PAは各DJの出音感をつかんでるし、照明はかける曲の展開覚えてるトコ。D.I.Yもハマれば最高に楽しいけど、こういうハイクオリティーなクラブがボクは好きっす。
 余談だけど、昔DerrickがStrings of lifeかけた時にフロアが真っ青になったのもヤバかった(Strings of lifeのジャケは青基調なんで、多分それに合わせた)。やっぱ照明ってもっと評価されるべき。VJでぶっ飛ばされたことは正直まだ一度もないけど、照明がDJ超える瞬間は何度も見てるし。

 最近の若い人の大箱嫌いな風潮には、凄いジェネレーションギャップを感じるんだけど、ハウスとかテクノ本来の魅力ってある程度の照明と音響設備がないと発揮できないと思うんす。んで、これは箱側の問題なんで、オーガナイザー側がコントロールできる雰囲気(DJ、客層、内装など)とは別次元の話なんす。
 学生時代の同級生がYellowでPAやってるんで、終わり際に「最近どうなの?」みたいな話してたんだけど、やっぱ若い人のクラブ離れがヒドイみたい。EMMAHOUSE以外では、ほとんどみないそうな。Goldから2、3世代は入れ替わってるはずなのに未だに支持受けてるEMMAさんも凄いけど(ボクもEMMAHOUSE大好きでした)。んなわけで、若い人もお気に入りのDJだけじゃなくて、未知の外タレとか大箱に冒険しに逝こう。ハマれば普段とは違う何かあるからさ〜。

ま、夏のSunshine Jones以来、純粋に音でやられましたさ。ありがと〜★

P.S.
右後ろ組は若い力を必要としています。加入希望者は、イエロー逝ったら右後ろ集合れす。

<おまけ>

コメント:

やばかったね~。急な誘いに無理して乗った甲斐があったよ。電話くれてサンクス。動画みるとフロアーでの興奮&感動が蘇ってくるね。

liverary{大文字わからんの}お疲れ様!
デリック静岡にも先週日曜きてたみたい。
それを知ったのは火曜なんだけど。。。
まだテクノパーティーいったことないから
次おもしろそうなのあったら教えてちょ~
右後ろ組で☆
金曜radio slave行くからタイミングよければ
遊ぼうぜ~ぃ!

行きそびれてしまいました。。Derrick May。。視覚の演出効果っていうのもスゴイですよね。WOMBのAIBAさんのライティングを一度体感してみたいです。大箱だとそういう演出面の勉強になるし、普段よりちょっと高いけど大切な経験になりそうですね。

キャーキャーキャー!
めっちゃたのしそうでうずうずしてきまちた!
 

>tetsu
良かった頃のYellowを彷彿とさせるよね=。それにしても、ケミ子凄かったねえ。

>nasu
右後ろ組ウェルカム。個人的に気になるパーチーは、左コラムに書いてるよん♪Radio Slaveは考え中す。ガルニエも逝きたいんだよなあ。

>maydie
Wombもいいよね~。照明だけ言えば、Agehaが一番凄いと思ふ。初めて見た時、笑ったもんなあ。

>マンナ
でしょ~。今度是非=。

自分も基本yello右後ろです。Francois Kは黄色で見るのがなんだか一番好きっす、人が少ないイベだと左前になぜかよります。

最近見た外タレの不発続き&個人的落ち込みで何だかテンションあがらず行かなかったすがちょっと後悔。イエローeventでお世話になって愛着あったり、照明や映像もほんとにおっしゃるとおり、ぐっとくるお話す。あそこで明鏡止水さんが3面で写してた時があってそこで初めて演出から音楽へ吸い込まれてトバされました。

そこまで自由に自分らで演出できたら、とんでもないことできそーですよね、照明や映像は妄想でまだまだいくらでも膨らむとこがあるので考えてて楽しいっす。

そいえば6日、lifeforceもぶっかっちゃいましたね♪悩みますが年越しUNITいけそにないので、自分はこっちでニックとマナくん見てきます♪

>QuieT
やった!Quiet君も右後ろ組なのかあ。

Francois Kはホント箱で変わるよね〜。良く言えば天才肌、悪く言えば気分屋w
○geh○で一度見た時は、やりにくかったらしくかなり不機嫌そうでした。実際、それから二度とそこでやらなくなったし。D.I.Y方面でよく見る人達で、Yellow逝きたいなあ。

6日Life Forceもあるのかあ。パーチーかぶりすぎだなあ。ま、先のことはノリで決めますです=>

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