11/28(火)ニューパーチーのお知らせ «« »»書きなぐり

right.gif YAMAHA HS50M

yamaha_hs50m-1.jpg17800円@サウンドハウス

今週末のLIVEraryに向けて、モニタースピーカーを入れました。今まではフロアのメインスピーカーで直接モニタリングしてたんですが、フロアに人が詰まるとモニタリングしずらい時があるのと、DJがのってくるとフロアでは音でてるのに上げすぎちゃうことがあったんで導入しやした。

導入後のブース。ロゴが白く光るのがイイ!

選んだのは、YAMAHA HS50M。サウンドハウスで珍しくコメントついてたのと、とにかく安い&白コーンがカッコいいという安易な理由でゲット。HSシリーズ発売当時に試聴した時は店のセッティングが悪すぎて印象に残らなかったんだけど、コレが思いもよらぬ大ヒット。なんだこのコストパフォーマンスの高さは!!上から下までそこそこ出してくれるし、音色も良い感じ。セッティングいじれば、伸びしろもありそう。今年の中でも上位に入る良い買い物。LIVEraryの打ち合わせに来てた401にも聴かせてみたんですが、「俺も欲しい」とご満悦の様子。

確かに制作用のモニターとかに使うのはちと厳しいかもしれないけど、DJモニター用なら全く問題ありません。ってか、この値段でここまで頑張ってるのに、文句言ったらバチあたりやす。木造住宅とか住んでて音はあんま出せないけど、それなりに聴きたいって人にもお勧めです。パワードだからアンプ揃える必要ないんで、貧乏学生にも最適。ちなみにビジュアルは名機NS10Mとそっくりですが、別ラインらしいす。HS(ホームスタジオ)って型番から察するに、家でのリスニングを想定して作られてるっぽい。小さく持ち運びが楽なのも色んな可能性を感じさせてくれます。

システムを向上させる時にまずデカいスピーカーを買う人がいますが、日本の住宅事情を考えると小型スピーカーの方が良いと思うんす。スピーカーって大きさに見合った音量で良い仕事する場合が多いので、小さい部屋に豪華なスピーカー入れても持て余しちゃうんす。スポーツカーで街中走るのと同じで。
機材選びって方向性を絞らないと散漫としちゃうんで、最初のコンセプトって大事。音なんて人によってツボが違うから、誰かが使ってるとか無難な機材だけで揃えるってもったいない。勘違いでもいいから、自分の判断で決めた方が面白いす。

ん〜のってきたので、機材選びについてもう少し。
機材選びにおいてDJがオーディオマニアと異なるのは、コストパフォーマンス、操作性、携帯性の3つを重視する点だと思ってます。音質だけ考えれば長岡鉄男の『方舟』みたいに家から建てちゃうのが究極なのはわかりますが、非現実的な予算がかかるしそこまでするならソフトに金をかけたいと思うんす。あとどんなに優れた機材でも所詮は遊び道具なんで、使いにくいのやスペースをとるのはダメなんす。
コストパフォーマンスに関して言うと、電源周り>>>アンプ>スピーカー>針>ケーブルの順だと考えてヤス(ボクの経験則なんで理系な反論はご勘弁を)。針に2万、3万とか出すなら電源に1万かけた方が全体の音は良くなるはずです。操作性と携帯性に関しては、主観も大きいので一概にどうとは言えないけど、ボクは音質を多少犠牲しても操作性や携帯性を重視しやす。

LIVEraryに関して言うと、401と夜な夜なブース設置とかしてた時期に、マンションというスペースで踊らせる音を出すにはって考えてたら、Agehaのイメージがでてきたんす。実はボク、Agehaって箱が大好きなんす。ときめいちゃう程の照明や女子トイレから通じる秘密部屋といった仕掛けもそうなんですが、何より「フロアのどこにいても理想に近い音で聴こえる」というスピーカーコンセプトが素晴らしい。これって、ある意味ダンスフロアのバリアフリー。どんなクラブでもベストリスニングポイント周辺は混雑して踊りにくいし、かといってスピーカー前にずっといると耳が痛くなる。長時間フロアを旅するハウスリスナーにとって、このジレンマを解消してくれたのは画期的。Agehaのオープニングパーチーに逝った際、フロアに40個近い赤いスピーカーが吊るされているのを見て「ここまでやるか〜」と、ぶったまげたもんす。ただ、あのシステムを乗りこなせるDJが中々いないという問題もあるけど。。。う~んクラブって難しい。

なんで、LIVEraryでも解放時は、フロアだけでなく喫煙室やバースペースにもそれぞれスピーカーを設置してあり、「どこにいても音が聴こえる状態」を目指してるんす。LIVEraryがある足立区は格差社会丸出しだけど、音の格差はなくしましょうと。これなら、1つのスピーカーにかかる負担も小さくできるので、苦情を出さすに音の迫力をチマチマ稼ぐことができるというわけ。今回のモニタースピーカー導入も、そんな理由があるわけっす。もち、Agehaなんかに比べたら子供の遊びですが。
こんな感じで、LIVEraryはただ音をデカくしてクラブごっこがしたいわけではなく、ボクと401が今まで遊んできたクラブへの思いが散りばめられているわけす。といっても、まだまだ青二才なんで勘違いしてる部分は多々あるだろうけど、細部に至るまで意思をもって選ぶというスタンスは譲りたくないんす。こういうLIVEraryの隠れテーマは、他にも色々あるんで機会があったらまた話しやす。

※余談ですが、AgehaのHPにあるサウンドシステムに関するコラムが、ちょっと面白かったんで必読です。フラッシュが鼻につくページだけど、Equipments→サウンドシステム→コラムで見れます。TwiloとかWombを手がけてるスティーブダッシュが、Centro Fly(NYのハウス箱)までやってたなんて初めて知りました。昔、フランキーナックルズがCentro Flyに来るというので1人で逝ったら、調子こいた外人にロックオンされてウザかったなあ。。。あの時見たフランキーの脱力アディダスジャージ(白×黒)と、顔の黒さは忘れません。あ、ボクたまにバイとかゲイの人と勘違いされるんですが、全然ストレートなんで一応。。。

コメント:

ほいっっ

わたしでも買えるかしら??
しかし、クラブでのベストポジションってあるよね!昔どっかで、一列だけみんなガッツリ踊ってたの!吸い込まれたんだけど、そこが一番よく聴こえるトコだったんだ!!!

コメント投稿: