先週から今週にかけて、刺激多かったんで書きなぐり。
・11/22(水) マインドゴリラ@R
Nobuさんのプレイにヤレれる。Nobuさんのプレイは何回も聴いたことあるけど、今までで一番好きなラインだったかも。デトロイト、シカゴなGrooveをキープしつつの危ないハメ。朝方スモークで前見えなくなって。。。
・11/25(土) Orbit Anniversary
自分の後に大好きなイワキケンタロウさんだったんで、前から楽しみしてたんだけどやっぱストライク。あそこまで冷たくハメるDJって日本人じゃ他にいない。パーチー終了後、Theo@黄色へ友達を送りにいったら自分も無性に入りたくなったのでそのまま中へ。音は良くも悪くも予想通りで少ししか聴けなかったけど、久しぶりのYellow朝方だったんでちょっと懐かしい。アンコールの時に、Jakki/Sun Sun Sunをアカペラしてる馬鹿がいてニヤニヤしてたら、後でそれが友人だったと知り2度笑う。最近気になってる、おじいちゃん二人組も目撃(そいえばAmeにもいた)。
・11/28(火) Nite Class101@Saloon
久しぶりに代官山へ。終電前のパーチーということで、フロアに降りると若い人がワラワラ。フレッシュな雰囲気に、6つとか7つとか年下って完全に宇宙人だなあと感じる。Acckyさんの教え子が来てたりしてて、その距離感が微笑ましい。先生って肩書きには、不思議な効力があるね。ノリが読めないから色々かけてみたんだけど、明るい曲は意外に反応悪く、アングラ臭のする暗黒系には反応が返ってくる。箱鳴りのせいもあるだろうけど、若い人の思考回路って興味深いわあ。
んで、Saloonに逝った際、坂善"Tower"大和(@鼻血倶楽部)に頼んでいたSpecialoose2号をやっとゲッツ。Nobuさんのインタビューが、よくぞ言ってくれたという内容で共感しまくり。
DJ Harvery以降のオールミックスムーブメントやPionner EFX500のスタンダード化って、功績も多々あるけど弊害も多いとボクは思うんす。その主たるものはミックスの軽視と、選曲の体系化。
DJっていう方法論をとる以上、ミックスでGrooveを紡ぐというマナーは避けて通れないわけで、選曲や流れが良くてもMIX感がなきゃ一晩はもたないんす。前にもちらっと書いたけど、音を重ねることでGrooveを生み出す"ミックス"と、曲間をスムーズにするだけの"つなぎ"は全く別ものなんす。これは、エフェクトのかけ方にしても然り。珍曲連発したり生音つないでますってだけじゃ、DJがDJに向かってプレイしてるだけというか、レコードチェックするくらいしか楽しめない。でも、MIXが理想的だと曲なんか知りたくなくなるんす。どうせ同じレコード買っても、そのGrooveは再現できないわけだから。
あと、ネットの普及であり得ないスピードで選曲の体系化が進んでるけど、それを追っていると知らず知らずに特定の体系に取り込まれてしまう危険性があると思うんす。貴重な音源に素早くアクセスできるようになったのは素晴らしいけど、膨大な情報を処理することにCPUフル稼働してると重くなるというか、自由な判断力が鈍るというか。クロスオーバーしてるつもりが、定番のルールに従ってるだけみたいな。ちなみにLIVEraryのスペルがLIVEなのは、体系化された選曲群(アーカイブ)に対するアンチテーゼとして、Groove至上で逝くというメッセージがこめてられてやす。
実際フロアから見て輝いてるDJってのは、機材を手足のように使いこなしたり、独自の世界観や新たな文脈を提示したりと色は様々ですが、MixでGrooveを紡ぐという点は皆共通している気がしやす。ただ、それに影響されたDJが文脈や機材にだけにスポットをあてて真似してるのを見ると、怖いなあと思ったりするんす(ま、ボクもDJとしてはまだまだなんで、あくまでフロアにいる一客としての意見ですよ)。電子音楽に関わる以上、新しいテクノロジーは積極的に取り入れてくべきなんだけど、かといって忘れちゃいけないオールドスクールマナーもあると思うわけっす。
と、普段から感じてたこんな違和感を、Nobuさんが触れてて401とウンウン頷きまくり。そりゃ良いプレイするはずだわあ♪DJ諸氏は必読っすよ。
コメント:
>>ネットの普及であり得ないスピードで選曲の体系化が進んでるけど、それを追っていると知らず知らずに特定の体系に取り込まれてしまう危険性がある~・・
全く同感です。危険危険。症状が表面にでにくいのがヤバイよね。
tetsu | 2006年12月01日 21:56
納得できるがそんなに科学的に考えてるのはアンタだけだと思う(笑
葛飾鼻血倶楽部代表取締役 | 2006年12月02日 01:33