コレ大好きなんです。久しぶりに読み返したら、やっぱ面白かったので紹介しときやす。
他人の精神に入り込み記憶を操作できる能力者達と彼らを囲う組織との攻防を描いたサイケアクション漫画。人が持つ「ヤマ(自我を支える美化された記憶)」と、「タニ(自我を痛め続けるトラウマ)」をいじくってああだこうだする話なんだけど、精神世界を真正面からビジュアル化してやす。お花畑に臓物の雨が降るシーンや、身体が液状になって飛び回る感覚などなど、とにかくトリップ描写の連続。なのにサブカルな逃げ論法に頼ることもなく、エンタメの域まで持ちあげた表現力は脱帽す。読んでくうちに映像見てる感覚に陥りやす。惜しいのは、いくらでも話を広げられそうなの設定なのに、全5巻と短く終わってしまうのが残念。もっと読みたかったなあ。
ま、万人が楽しめる漫画だと思うんで、是非ご一読を〜。