予定があったので、まずストックホルムの北にある大学都市ウプサラへ行くことに。アメリカでいうボストンみたいなとこで、街の大きさに比べて人がとにかく少ない。夜10時には店も閉まって誰もいなくなるような田舎町。わざわざ遊びで行くとこじゃないけど、街並みはリアルディズニーランドみたいでかなり綺麗。空気も澄んでるので、朝の時間帯に歩いていると清々しい。
スカンジナビア半島一大きいというウプサラ大聖堂。確かにクソでかい。
ウプサラの次は、首都ストックホルムへ。ウプサラと違って賑やか。でも人口は80万人くらいしかいないそうな。東京はストックホルムの10倍くらい広いけど、人口が1300万人なのでやっぱ異常。人が少ないから基本かなりゆるいんだけど、物価は日本の2−3倍する。雰囲気としては街と森と河がほどよく一体化していて、今まで行った都市の中でもかなりバランスとれている。
スウェーデンはインテリア先進国だけあって建築物とか照明がいちいちカッコいい。
特にヤラれたのが地下鉄駅。
レコ屋もチラホラある。
中心地にはセンスのいい服屋とか雑貨屋が多い。
散歩中にフラッとやってた写真展が良かった。Mangus Cederlundというスウェーデン人の写真家でドラッグやアルコール中毒者、ホームレスといった社会不適合者をテーマに撮ってるらしい。
北欧は東南アジアと違って自然に仲良くなるノリは中々なさそうだったんで、地元民とのふれあいは半ば諦めてたんだけど、調子良さそうなベンチで座ってた二人組の若者と仲良くなる。後で聞いたら変な日本人がウロウロしまくってたから目立ってみたいw
彼らはルークとピータというパーティーピーポー。ピーターは服飾関係の勉強をしていて人が着ている服のブランドもいちいち当ててくるような洋服オタクで、ルークはモデルとか家業のビジネスととかやってるおぼっちゃん。音楽はもちろん哲学的な話まで深く話せる奴等で、かなり変わった人種だった。年齢きいたら自分より一回り以上年下で、若さ故のトンガリ具合とか繊細さが初々しい。遊び関連の情報は、ほとんど彼らのお世話になってた。
ルーク&ピータが地元で一番の場所へ連れっててくれるという。
裏道をドンドン進んでいくと・・・
現地民しか知らないという街一番の絶景スポット。確かに人は全然いなかった。ストックホルムは街から30分も歩けば林があるし、ベンチもそこら中にある。少人数で音楽聞いてても誰も通らないし、文句も言われない。この環境はうらやましい。
翌日もルークの彼女達と散策。通行人も気が合いそうだとみると、自然に話の輪に入ってくる。
肝心のパーティー情報は、駅の周りにポスターでだいたい手に入る。
金曜日はDubfireのShahedがやってたので早速行ってみることに。
場所は、Slakhusetという箱でストックホルム中心街から車で15〜20分くらいの倉庫街にある。いかにもウェアハウスパーティーって感じがとてもいい。
スウェーデンは2時くらいにはパーティー終わってしまうらしくて、1時くらいに到着すると、警察に「もう終わりだから帰れ」と門前払い。クラブ前で落ち込んでたら、店員の兄ちゃんが「金いらないから勝手に入っていいよ」と入れてくれる。人は見かけによらないね。
この箱の雰囲気はかなり気に入った。次の日もストックホルム出身のAril Brikahがやってたので、今度は早めの時間帯に入場。
Aril Brikahはネット音源で聞くより現場のほうが全然飽きずに聞けた。スウェーデンの気候にぴったりのスペーシーサウンドの嵐。
クラブの中に何故かブラック・ジャックのテーブルがあった。ルークは数万円も勝ったことあるそうな。
スウェーデンは飯まずいとか言われるけど、そんなことはなかった。確かに値段は高いけど、味はしっかりしてる。
ストックホルムで有名なクレープ屋。かなりレベル高い。
繁華街にあった行列のできるケバブ屋も旨かった。
<おまけ>
帰りはフランスの航空会社のストライキで、急遽モスクワ経由で帰国することに。空港に数時間いただけど、ロシアはまず行く機会ないのでラッキーだった。
空港につくと雰囲気がとにかく暗いというか色味がない。例えば、洋服はみな灰色とか茶色系ばかりで、カラフルな服を着ている人がほとんどいない。これが共産主義圏なのか。
スウェーデンの空港
モスクワの空港。建物のデザインも味気ない。20年くらい前の空港みたいだ。
ただ、飯は旨い。
オランダ旅行記〜自由先進国〜 «« »»木曜日は代官山、日曜日は群馬高崎で
スウェーデン旅行記(ちょっとだけロシア)