土曜日はSTTH開催です! «« »»土曜日は三軒茶屋で

right.gif SATURDAY NIGHT SLAVE


先週末のSlave to the houseレポ。土曜日に移行してから一発目ですたが、ご来場ありがとうございますた。

■当日は雨が降っていたので心配したものの、お客さんは入ってたんで一安心。ボクは遅めのラストだったんでゆるくやろうかなと思ってら、声とか手があがるくらい盛り上がってくれたんで、久々にガンガンに攻めた選曲ができてストレス解消になりますた。
 ゲストのStereocitiさんはDeep Houseをヨーロッパ調にアップデートした渋めのGrooveで好みですた。オープニングやってたP-ruff君の選曲もカッコ良かったっす。
 ラウンジも皆は聴けなかったけど、雰囲気は良かったんじゃなかろうか。ちょうど酒を飲んでた時に聴いてたCWEST & MALL君とかOverallさんの時間帯とか好きですた。
 あと、たまたまPureselfで以前に一緒にやったことのあるVeemさんが急遽レーザー担当としてメインフロアに入ってくれたけど、Grooveにあわせた照明でありがたかったっす。Veemさんは禁煙していたらしいけど、調子良くなって途中から普通に吸い始めてやしたw
 最近見たパーティー中でもフロア占有率は最後まで高かったし延長もしてたので、土曜日一発目としてはまずは及第点かと。Mint君とは気付いたら1年半くらい毎月やってるけど、レギュラーパーティーは試行錯誤しながらクオリティー追求できるからいいっすね。

■この日にPAで入っていたアサノ君とは初対面。PAとDJのコミュニケーションって意外に難しくて、「何dbあたりを上げて〜下げて〜」みたいにPAの意図を無視して細かい指示すると失礼にあたるし、人のいない明るいフロアで短時間の印象だけでいじっていくとバランスが悪くなる危険性がありやす。クラブってのは原音再生を目指すピュアオーディオとは方向性が違って密閉された空間に過度な出力を突っ込むので、特定の帯域が溜まったり回ったりという構造上の制約は付き物。加えて暗闇では人間の聴覚はかなり変わるし、人が数や動きにも鳴りは影響されやす。んで、優秀なPAの方はそういった点を考慮してセッティングしてくれるわけですが、DJがそういった調整を理解しないで自宅に近いフラットな鳴りを追求すると無理が生じる気がしやす。
 なんで、個人的にはDJがやるべきサウンドチェックってのは、単に音質の優れたレコ—ドをかけるだけじゃなく定位や音圧の違うレコードを幅広くかけてみて、その日の鳴りの最大公約数を探ることだと思ってるんですが、アサノ君と話してたらこういうDJ側の心情も理解してくれててやりやすかったっす(特に定位感ってのは録音された時代、環境、メディアによって大きく変わる上に、EQでは調整できない部分なので大事)。
 この日の音出しでも色んな鳴りのレコードをかけてたら、その度にアサノ君がフロアに降りて確認してて信用できそうだったので、細かいことは言わずに「人が入った状態で踊れる感じで〜」とおまかせしたら、期待以上に良い音で鳴らしてくれやした。PeechboyさんとかModuleで普段やっているDJからも、「今日は音いいね」って言われて、アサノさんとニヤニヤしてやした。こういうのは再生家冥利に尽きるよなあ。

■ちょうどTが誕生日だったのでシャンパンで乾杯。お祝いされることに全く慣れてないらしく何故か顔が歪んでて爆笑。お誕生日おめでとう。珍しく401が酔い潰れてたり、久々にS姉の酒を小脇に抱えての「ふ〜」が聴けたのも何より。
 東京のパーティー環境はなにかと厳し過ぎてちょっと嫌になってたんですが、少し元気をもらいますた。
 オーガナイザーのMint君、出演者の皆様、お疲れさまですた。足を運んでくれたお客さんもありがとうございますた。平日は1フロアオンリーで、また週末とは違った面白さがあるので、興味を持った方は是非★

今後も毎月開催となりますが、偶数月は第一水曜日開催、奇数月は第一土曜日開催となります。年内は以下のような開催予定です。
・8月4日(水)
・9月11日(土)
・10月6日(水)
・11月13日(土)
・12月1日(水)

<おまけ>
終了後にOathに流れると、暴走モードに入った太虫がドイツ人に突撃。何言ってるのかほとんど理解できなかったけど、片言でワールドカップらしき話をしてた。
バキバキの地獄絵図w

※太虫は英語も喋れないし、サッカーも詳しくありやせん。

当然フトムは家まで辿り着けず、LIVEraryのブース裏で爆睡してやしたとさ。King of Weekendの天下は、まだまだ続きそうす。

コメント:

おはようございます。

楽しく読ませて頂きました。
雑感ぽいことになるのですが、私のオーディオはYAMADAtheGIANTさんのお仕事でのPlayと似ていまして「そのイメージを再生する」みたいな感じです。

オーディオフィルの言う曰く「原音再生」ではないですねぇ(笑)
例えば、ジェネレーションギャップが大きいネタで申し訳ないけど(笑)、サックスプレーヤーの「MALTA」を想像して、LIVEを見に行って自分の中で「MALTA」のイメージを作り上げ、そのイメージに近い音が出せるようにするみたいな感じかなぁ…。
ボーカルなら「薬師丸ひろ子」さんは、少し温度感低めの澄みきった声を再現するには、どのカートリッジとプリとメインをつなごう…とか考えて自宅でPlayする今日この頃です(笑)
(でもこんなことやってたら機器に埋もれてしまう(笑))ある意味私も「プレーヤー」かな。

>Nallyさん
お〜毎度ながら熱い書き込みありがとうございます!

>LIVEを見に行って自分の中で「MALTA」のイメージを作り上げ、そのイメージに近い音が出せるようにするみたいな感じかなぁ…。

なるほど、そういう捉え方なのですね。オーディオマニアの方々の、ソースやイメージに対する誠実さって本当に頭下がります。
 個人的には美空ひばりの声を、きちんとしたシステムで鳴らしたらどうなるかというのは気になってます。(低域から高域までの流れるような運びとか、神ビブラートがどう蘇るのかなあと・・・)

意識を持ってオーディオ機器と格闘している方々は、みな"プレーヤー"ですよ。ボクは菅野沖彦氏の「レコード演奏家論」に影響を受けているのですが、この考えも正にですよね。
http://yamadathegiant.com/2009/04/12_154731.php

クラブシーンとピュアオーディオは思想とか技術的な部分で共通する部分もかなりあるはずなんですが、現実的にはまだまだ距離があるような気がするので、個人レベルでももっと交流できるような流れになるといいですね。

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