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right.gif Handsonic 10

じゃーん!

最近、DAWを使う機会が比重が増えてきたせいなのか、ストレスが溜まっているせいなのか、何も考えずに遊べる機材が欲しいなあと電子ドラムを衝動買いしちゃいますた。

■最初に悩んだのが、新発売したばかりのKorgのWavedrum。94年にリリースされてカルト化してプレミアのついてた電子ドラムのニューバージョン。旧バージョンは、キングクリムゾンとかが使ってやす。

楽器屋で触ってセンサーの繊細さと音色の良さにビビりやした。リムの感度が半端ない。。。しかも生太鼓みたいにヘッドの素材が変更可能。

んが、色々悩んだあげく
・midi端子がついてない
・音がやっぱりKorg臭w (リバーブとかフィルターが強め)
・叩く音がデカイ
という理由で最終的には↓を買いやした。


Handsonic 10
(HPD-10)
製品紹介ビデオ

handsonicは10の他に、15という上位機種があって3万円くらい差がありやす。
15も店頭で触りやしたが、ネットで言われているように確かに音は15の方が太く10は軽快な気がしやすが、これでダンスミュージックのバスドラムを組むってのは考えにくいので関係ないと判断。音色も10の方が音がクリアと言う人もいるので、印象の範囲かなと。
 あとは、15はエフェクト用のコントローラーとか色々充実していてデカイ。midiで書き出せるなら、エフェクトはあまり必要ないし。。。膝に乗せて気楽に叩ける機動性を考えて10に軍配。

Handsoinc 15
(HPD-15)

■昨日届いて早速ポコポコ叩いてますが、こりゃリアルっすね~。試しに友人とスカイプ中に、「コンガ買ったんだよね」と嘘ついて叩いてみたら生だと信じてやしたw。
 ざっくり聴いた感じではBongo、Conga、タブラといったパーカッションの音色は、生に近く使えそうです。ビブラフォン、ハンドベル、ガムランといった鳴り物も、かなり良い感じです。TR808と909のドラムキットが分けて入っているというご愛嬌にはニヤリ。

■「生音の単発ショットを抜いて、MPCで叩いたり、ソフトサンプラーにアサインして打ち込めば同じでしょ」と考える人が多いと思いやすが、実際に触ると別物す(マーシーに相談したら最初はMPCで充分と一蹴してやしたが、デモ見せたら欲しがってやした。)
 具体的に何が違うかというと、MPCの場合は1つのパッドに対してフィジカルに反応するのは、ヴェロシティーとタイミングくらいですが、ハンドソニックだと1つのパッドに対してヴェロシティーだけでなく叩く位置によっても音が変わります。しかも、ミュートやピッチ変化といった生音的な変化を細かく再現していて、ヴェロシティーカーブまで調整可能。要は、同じパッドでも叩き方で音が変化しやす。加えて音色自体は、個々にチューニングなどエディット可能という技術力。
 MPCパッドより感度が高いので、指ドラム奏法でもパワフルなフレーズができます。卓上用のmidiインターフェースとかだと、こういうニュアンスは絶対出せないっす。
 音色は、変な味付けの無くいじりやすそうです。midiがあるのでDAW上で編集や連動も可能。電子音楽をやってる人には至れり尽くせり。さすがRoland、わかってらっしゃる。
 生パーカッションはそれなりの音を出すのに苦労するけど、叩けば間違いなく綺麗な音が出るのは楽しい。ドラマーやパーカッショニストも愛用している人がいるのも納得す。URや石野卓球さんとかもライブでも使ってるみたいっす。

■海外とかだと、パーカッショニストでなく生録環境も揃ってなさそうな無名アーティストのトラックに生パーカッションが綺麗に入ってたりして、どうやって演奏&録音しているのか前から疑問だったのですが、これ使ってる人は結構いそうな気がする。実際、聴いたことある音色がチラホラ入ってるし。サンプル音源とかもこういうのから取ってたりしてw
 あとは、自宅で好きなだけ叩けるという点はデカイ。日本にいる以上、家でパーカッションを叩ける環境なんてまずありえないですが、これなら夜間の太鼓録りとかも余裕。
 
ハードだから、即起動→即ポコポコという感覚もストレスフリー。購入してからは、適当なアルバムかけながらポコポコしてやす。Ras Michaelみたいなナイヤビンギ系のダブだと、プリセットのパターンでハマるのでキモチいいです。

電子ドラムはシュミレーターというより単体で新しい楽器と言ってもいいほどの地点まで逝ってる気がしやす。所有欲をそそるおもちゃ度も申し分ないし。オススメです。

<おまけ>
検索してみるとハンドソニッカーは世界でも多いみたい。以下、お気に入りをご紹介。

■Bongowillie (HP
レストラン、結婚式、BBQといったアットーホームな場所を中心に営業しているアーカンソー州のおっちゃん。この人はアコースティックに聴かせるのがうまい。

■CARPETFACE ( myspace)
CARPETFACE & AUDIBLEの片割れ。12インチも出してるみたい。
病的なテクニックが半端ないです。

Handsonicじゃないけど、コレ笑えやす。キッチンでブレイクビーツ。ガスコンロでリズムキープw

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