数年前にNHKでこのドキュメントをやっててその美しい光景にジーンとしたので、ずっと紹介したかったんですが最近やっと動画を見つけやした。まさに森の中のコンサートで、鳥のさえずりとかも聴こえるらすい。
雰囲気は動画を見て欲しいんですが、世界最高峰のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と客がコール&レスポンスなんて信じられる?手拍子しながら踊る大人、肩車される子供、膝枕するカップルまでとにかく自由。技術に奢らない娯楽芸術の極み。
動画はフィナーレである「ベルリンの風」の演奏シーン。最後には指揮者が壇上を下り、観客と一緒に踊ったり喋ったり(この間も演奏が続いてるとかありえない)。このサイモン・ラトルって人は、クラシック界では異端児みたいで、彼がベルフィルを率いるようになってからこのコンサートも始まったみたい。
人間がある垣根を越えて一体になる瞬間には、心動かされるものがありやす。その起爆剤は、人によって仕事だったり宗教だったり政治だったり家族や恋人だったりとそれぞれだけど、音楽にもそういう力があることを改めて思いしりやした。
ドイツから、良質のダンストラックがバンバン出てくるのは当たり前なのかも。
Berliner Philharmoniker
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