■この時期にしては気温が暖かく、モニターセッティングに気を使ってくれていて良い音質でやれやした。友人以外にも知らないリピーターの方がチョロチョロ来ていて、慣れてる感じでテントたてたりチェアを持ってきたりと、各自で音楽を楽しむピースフルな雰囲気。Chack君や401、Agreeと一晩通してDJの流れも良かったです。
　冬特有のパキっとした空気を通してみる日の出は溜息ものですた。夏と違ってちょうど良い時間に上がってくれたし。朝方、酔っぱらった人と「ヤバい」と連呼してやしたｗ　ター君にもらったモツ煮も身に染みました。

■この日は、PioneerからDJM1000をレンタルしてたましたが、初めて触った感想では結構イイっす。音質はDJM800に似た明るく分離の良い今っぽい音鳴り。音が飛んでいて遠くでも綺麗に聴こえてやした。

Pioneer DJM1000

DJM600時代に定着してしまったPioneerのミキサー=音悪いというイメージを払拭するメーカーの本気具合を感じやす。デジタル音源をメインに設計されたっぽいですが、レコードも問題なく鳴ってやした。
　このミキサーの一番の特徴は、EQとは別にアイソレーターが内蔵してあること。Pioneer的アイソなんでもうちょいブースト値が高ければなあとかわがまま言えばキリがないですが、ノブはDope Realサイズくらいの大きさになっているのでEFXシリーズについているアイソに比べたら段違いに使いやすくなってます。アイソが縦配列ってのも、ボクはあまり気になりませんでした。ミックス時の混ざりについては、DJM600とは比べものにならないす。フェーダーがアレヒみたいな宅ミキサー仕様になったのも◎（あれって片手で二つのチャンネルをいじれるし、微調整が効くからいいす）。
　Ureiやアレヒの音質に癖があるのように、DJM1000にも独特のPioneer臭があるので好みは別れそうですが、クオリティーは問題なかったです。ボクは混ざり、音質、コスパを考えるとアレヒの方が好みですが、好き嫌いのレベルで語れる地点までは来ている気がしやした。原音の存在しない電子音を再生する時に「フラット音質」ってあまり関係ないと最近は思っているので、こうやって好みで選択できるラインナップが増えるのはありがたい限り。
　既にDerrick MayやLuke SolomonはDJM1000を指定してるみたいで、トリッキープレイを好むDJは重宝しそう。Pioneerの製品はプレイスタイルを選ばない汎用性の高さが魅力なので、取り入れるクラブも増えそうっすね。

あと、Pioneer勤めのChack君に聴いたらCDJ2000も1000からはかなり進化しているそうす。リリースが遅れいやすが、12月には店頭に並ぶみたい。HDDを１台に繋げばLAN接続で飛ばせるって凄い発想。音質が気になるところですが、Chack君によるとまあ問題なく使えるみたい。

■前回のエントリーにも書きましたが、来年から東扇島での音楽イベントは規制されていくっぽいです（全面禁止になるかはわかりませんが）。やっぱ色々トラブルあったみたいすね。代々木公園にしても折角良い場所があっても、みんなでハイエナみたいに食い潰す時代はいつまで続くんでしょうか。。。週末の二子玉川とかも異常だもんね。これって、遊び場が少な過ぎるから集中しちゃうわけで、マナーの悪い客がいるとかお上の方針がどうとか単純な問題じゃない気がすんだよなあ。
　
NHKの騒音特集見てたら、最近は公園で遊ぶ子供の声はおろかカエルの鳴き声に対してすら苦情を言う人がるみたいです。人間は異物と感じるものに対しては、ボリュームに比例せず不快度が増すと。先日、ボクの地元で開催されていた綾瀬村120周年祭では、街中に聴こえるくらいのアホみたいな低音で綾瀬音頭（ボクが子供の頃からテープ音源を再利用しているので、そろそろデジタルリマスターが必要ｗ）を流してて爆笑したけど、こういうのは問題にならないし。
　音楽で踊るって当たり前の行為だし、イレギュラーなものを一切許さない社会風潮はなんとかないんでしょうか。規制する→ゲリラに潜る→トラブル増えるみたいな悪循環はもう勘弁すw　目指す立ち位置としてはアングラだったとしてもダンスミュージック自体は、もはやオルタナな存在ではないんだから、市民権を得てもいいと思うんだけどなあ。

来年の野外はどういうところでやるかわかりませんが、みんなが楽しめるようになればいいなあ。
　湿っぽくなっちゃいやしたが、まあ楽しい週末ですた。遊びに来てくれたお客さん、スタッフの方ありがとうございますた★

＜おまけ＞今週のKing of Weekend。
出店で買いもしない民族楽器を片っ端から楽しんでました。




太助さんの天下はしばらく続きそうです。