土曜日は三茶、日曜日は青山で «« »»金曜日は五反田、土曜日は利根川→西麻布で

right.gif 不忍の週末

先週の連休は、遊び倒しますた。

■土曜日は、楽しみにしていたヱヴァの劇場版を、やっと見に行きやした。もう空いてる時期だろと思ってたけど、西新井Arioですらまだ満席。
 内容はというと、作画が半端ないレベルに達してて、どこまでCG使ってるのかもうわからんす。一生同じことやってても逃げ切りが確定した勝ち組クリエイターらしく演出もやりたい放題だし(ブハハ ただ、童謡がどうとかいう以前に、音の演出は旧劇や序の方が好みですた(鷲巣詩郎の担当は変わってないから、監督がわざとそうしてんのかな?)。
 ループと見せかけてパラレル(なの?)とか相変わらず性格の悪い裏切りが随所にあり、終わった後に襲ってくる悶々具合が半端なし。やっぱり、このアニメでスカっとするなんて一生無理すw 新キャラのマキが今さら巨乳&眼鏡萌えというヲタを馬鹿にした設定で、marcyに「おい、庵野がお前らみたいな人種を小馬鹿にしてたぞ」と伝えたら、「巨乳と眼鏡って最高じゃん。グフフフ。」とキモチ笑い方してやした。もうこの手の人は、病気として認定して上げた方がいいと思ふ。
 見終わった後も興奮冷めやらず、アニメーターの仕事をしている友人に早速連絡をとってみると、まだQの台本すらほとんど出来てないとか4話じゃ終わらなそうだから6話くらいになるかもとか、業界でも色んな噂が飛び交ってそうな。あとどれくらい、庵野の手の平で踊らされることになるんだろうorz 悔しいけど、公開中にもう一回は見に逝こうっと。

51a[1].gifTheodore Sturgeon/Cosmic Rape(1958)
※画像はサンリオSF文庫から出た1980年版

 
ちなみに旧エヴァの人類補完オチ(存在と意識が統合されるってヤツ)は、シオドアスタージョンのコスミック・レイプが元ネタだと推測しやすが、新劇の補完描写はどっから引用してくんのかが気になりやす。ちなみに、コスミックレイプは、ざっくり言うと「全人類がエイリアンにレイプされる」というカルトSF。暴力ではなく愛が侵略に使われるという精神的レイプなお話。乞食がゴミ箱からあさったハンバーガーにエイリアンが潜んでいて、その乞食を発端に人類の精神が浸食されていくというB級テイスト満載の名作です。
 面白いのは、評価されてるのが作品自体よりも後書きの解説で、サミュエル・ディレイニーが「スタージョンという作家がいかに天才か」ということを唾を飛ばしながらネチネチと100ページ近く語りまくりやす。本の半分が他の作家による解説というむちゃくちゃな構成で、どちらもクオリティー高いのでSF者なら必読っす。まあ、これはサラリと触れるような本じゃないんで、また機を改めてガッツリ紹介しやす。あと、エヴァTV版の最終話のタイトルは、ハーランエリスンの代表作(世界の中心で愛を叫んだけもの/The Beast that shouted Love at The Heart of The World)から取ってるのは有名ですが、不良SFの生粋と言えるぶっ飛んだクールな内容なんで読んでない人はこっちもお勧めっすよ。

■夜は、DJがあったので三軒茶屋へ移動。道中に、遅くまでやってる安い寿司屋を発見してなだれ込む。パーティー前に刺身と日本酒をチビチビいけるのは腹にもたれないしイイ!これから利用させてもらいやす。
 ホロ酔い加減でOrbitへ入ると、いつもより良い雰囲気。音やら酒やら諸々と安心して楽しめる小箱の按配で、朝方まで人が踊っているナイスパーティーですた。店長の◎さんも楽しみ過ぎたのか朝方に珍しくブッ潰れていて、「6年間お店をやっててるけど、たぶん初めて」とか言ってやした。結局、クローズの時間になっても終わる気配がなかったので、2時間ほど延長してフィニッシュ。朝方には、最近さっぱりやらなくなった腰に来る遅いテンポでDJやれたし、グルグル店長のMuneさんのDJもハマってやした。絡み酒シスターズとかアルコールゾンビSとか、ご無沙汰の友人とも会えてご満悦。

■日曜日は、Oathで。近くの飲み屋で一杯ひっかけてから、歩いてると既に通りから歓声が聴こえていて、盛り上がってんなあと中を覗くとMarcyがプレイ中。


いつもに比べて今っぽい音を中心にセットを組んでたけど、ボクが知る限りでは一番フロアで機能してやした。Bボーイがテクノやり始めると手がつけられんというのは定説。PCライブに慣れたせいなのか、DJじゃ出せないGrooveをかなり高い完成度で出してやしたんで、もしかしたら化けるかもっす。マーシーとは一晩通して客ゼロでクラブから怒られてたような時代から知ってるので、あんだけ踊らせてる光景は感慨深かったっす。あとマスターアウトにしいプラグインを挿してたらしく、音質が見違えるほど改善されてやした。
 他のDJ陣も「各々のアシッド観」というキモチ悪いお題にキモチ悪く応えていて、終始盛り上がってやした。DJ中に、ブース前みたらMonolith君がヒドイ顔してたので軽いトラウマになりますた。
 最後まで居たかったけど、翌日、約束があったので朝方には途中退散。

■連休最終日は、yunokiさんからDreamのチケットをもらったので、みんなで埼玉スーパーアリーナへ。

行くまでは特に見たいカードもなかったんだけど、やっぱ現場はイイね。ビール飲みながらヤジ飛ばして、休憩時間に喫煙室流れていく感じとか休日っぽい。パウロが強過ぎた。


見終わった後、上野に流れて、不忍池でビールやら焼酎を広げて飲み会。夜の上野公園周辺って行ったことないんですが、陽が落ちると綺麗なんすね。酔いが回ってくると、道ばたで文学と音楽について熱論が開始。「狂言はジャパニーズオリジナルテクノだ」とか「右翼のワンダーランド」とか湧き出るパンチライン。エルマロ時代の歌詞とか見るとyunokiさんは色々読んでそうだなあと思ってたけど、予想以上に文学に精通しててビビりやした。ただ、途中から和製マイケルジャクソンとかジョンロビンソンの真似とかしだして、いつもの感じになってたw 酒は呑んでも呑まれるなと。

3日も遊び倒すとハズレがあるもんですが、スリーセブンで終われやした。生きてればたまには良いことあるね。

コメント:

本人にしかわからない本当の話

土曜日の夕方頃、何故か頭にI NEVER
 KNEWのボーカルが頭に浮かんだ。
♪アーイ ネバー ニュー♪。そして山田が日曜の朝にかけるというミラクル。かかった瞬間鳥肌立って頭の中真っ白になった。

>t
そうだったの!?
全然狙ってなくて、ちょうどroger sanchezとかかけたくなったら、バックに入れてたんだよね。そういう一瞬のミラクルがハウスは面白いよね。

というか連休中ほどんど一緒にいたよなw

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