先週の土曜日は、小岩にあるレコードショップ『Disco』の2周年でDJ。
このお店とはカオティックツアー1からの付き合いですが、失礼ながら最初は「小岩にレコード屋?」という感じで存在すら知りやせんでした。が、最近は名前を知ってたり購入してる人もチラホラ見かけやす。渋谷のような激戦区で生き残るのも大変ですが、あの小岩(失礼w)でコレってかなり凄い。ボクも足立区という音楽不毛の地で暮らしてるので、未開の地で頑張るという姿勢には共感しやす。
当日は何か起こりそうな予感がしてたので、オミヤを持参。こういう勘は、あまり外れたことないす。
ライブハウスに急遽設営されたフロアは、きちんとしたモニターもなくまさにD.I.Y.な空間。評論や勲章目的じゃなく純粋な楽しみに来てるお客さんばかりで雰囲気もイイ。バンド系の人からパーティー好きまで様々な人種が混じってて、地方から来てる人もチラホラいたっぽい。太虫先生が場末のキャバクラから急遽直行してきたり、LIVEraryで昔出会ったお客さんがいたりとサプライズも。
そこら中に落ちてる吸殻、酒でコーティングされたベタベタのフロア、階段で飲みながらダベる雰囲気とかクラブとは違ったノリも新鮮ですた。フロアは学校の部室みたいな臭いが発生してやした。
DJプレイも、ブース前の人が踊りすぎで針が飛んだりしながら、楽しくプレイやらせてもらいやした。こういう針飛びは、アリす。
ボクはDJ人種の中ではオーディオ好きな方かも知れませんが、ユーザーが楽しめないシステムに興味はないし、人間が判断する以上数値化できな魅力も当然存在すると思ってやす(例えそれがプラシーボでも)。金つぎ込んでウンウンうなずくだけのフロアよりは、荒削りでも勢いがあって想いが伝わる方が好きっす。技術が進んでも機械を選んだり使うのは人間なので、スペックよりその裏にどんな思想が詰まってるかが大事なんす。技術は思想を表現するために必要不可欠だけど、どこまでいっても手段に過ぎないわけで(勢いだけの"なんでもアリ"は、怠けてるだけだから嫌いだけど)。
この日のフロアの雰囲気は、こんなことを思い出させてくれやした。何より小岩でハウスをかけて、人が踊ってるって事実にアガる。
バンドは自分の出番もあってあまりきちんと見れなかったんですが、昨年に引き続き、小岩発のThe Shuwaのライブは良かったす。昨年見た時はPeechboyさんも気に入ってたけど、良い意味で全然アングラなレベルじゃない。真っ当に音楽しててキモチ良かったっす。
あと、バンドマンの使ってる機材は当然ハード主体なんで、エフェクターとか機材の情報を気になるバンドの方々からゲッツ。見た目怖い人でも、機材の話してると、みんな子供がおもちゃ触る時の目になるね。変な質問ばかりして、すいませんですた。ちなみにボクが使ってるボーカル用のハードエフェクターもバンドマン用の機材です。バンドマン用の機材は、耐久性が高く用途を絞ってシンプルに作り込まれてるものが多いので好きです。
とにかくやる側としても遊ぶ側としても楽しい一夜でした。1周年の時より更にパワーアップしてたし、ちょっと面白そうな話も耳に挟んだので、今後の発展を期待してやす。
何より2周年おめでとうございます。
<おまけ>
やけのはら君の散らかし様
噂には聴いてたけど、ホントに散らかすんすね。ブースの裏はかなりスペースあったけど、自分からやけ君に変わって気づいたらこの状態にw
ボクもレコードはポンポン置いてく方ですが、CDでこれだけちらかすのってある意味大変。
ちなみにCDはスーパ−みたいなビニールに入ってやした。
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