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right.gif テクニバル2008レポ






※一部Photo by Michael

先週末はテクニバル@某所へ。

■台風のせいもあり直前まで参加に迷っていたのですが、晴れそうだったので逝くことに。当日の朝になってHPに軽く告知を書いたら、出発までの数時間のうちにアクセス方法を求めるメールがガンガン入ってきてビビる。みんなアンテナ貼ってるなあ。LIVEraryも同じスタイル(開催場所非公開)だったけど、入場までに客が1アクション起こすのはいいすね。

■指定された場所には、土曜日の夜到着。前方に海、後方に山というロケーションは景色が素晴らしく、歩き回っても疲れない程度の広さと閉鎖性があり、よくこんな所見つけたなあと感心。ただ、個人的には昨年のダム広場のように、大小様々なブースが並列に入り混じってる方が好きだったかも(今年は結構個々のブースが独立してやした)。
 あと、台風のせいか小規模なブースよりクルー化されたブースが多かったけど(それでも10以上は軽くありやした)、去年見た「カーステになにかを繋いでなにかを一人でやってる人」とか「スピーカーが明らかに家のコンポなサウンドシステム」とか「今時ハピコア」とか、普段なら人前に絶対出ちゃいけないような人達が少なかったのは、ちょい残念。テクニバルの醍醐味はそういう部分にあるからなあ。

■とは言っても、テクニバル特有の荒削りなアングラ臭は随所にプンプン。やっぱ、このパーティーの魅力は、他では味わえない圧倒的な社会不適合度と匿名性の高さにありやすね。
 濡れた地面と同化して延々笑いながら転げまってる奴とか、「山から降りてきたんじゃ疑惑」まで出た原住民みたいな奴とか、色んな意味でテクニバル。基本誰がなにやってるのか全く知らされないまま、延々と色んな音が交差。ボクは久しぶりにマイク持込みましたが、海見ながら好き勝手にマイク捌く快感といったらね。
 ボクは「荒削り=アングラ」のような安易なノリは苦手なんですが、ここまで振り切ってくれるなら爽快す。「自分がやりたいからやる」というピュア過ぎる1点突破。他人の目を気にすることや、批評したりすることもない究極の自己満足。なら一人でやってりゃいいのに、何故か集まってしまうという不思議な連帯感。
 クオリティーやセンスで勝負するような場ではないので(良い意味でも悪い意味でも)、テクニバルがパーティーの理想形だとは思いやせんが、原始的なアンダーグラウンド観には美しさを感じやす。パーティーというより集会という形容が一番近いかも。
 この手の集会を乱発したり、都心部でやるようになったら意味ないですが、年に一度、限られた形で集まるのであれば大きな意義はあるかと。確かに、あの雰囲気は他では絶対味わえないス。

■来年も多分やるでしょうから、興味ある人は是非参加してみて下さいな。テクニバルに限って言えば、積極的にシステムを出したりDJで参加した方がより楽しめやす。ダンスミュージック文化が好きなら、一度遊ぶ価値のある集会ですよん。

ボクは土日で帰りましたが、月曜日までやってたみたいす。

<おまけ>
テクニバル大學 社会不適合学科 2年生(年齢不詳)

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