今回から新しく購入したXone:62を導入してみたんだけど、これがビックリする変わりよう。他のメンバーからも大好評。ブラシーボじゃなかったと、一安心。

今まで色々なミキサーを渡り歩いてきたけど、15万円を超えたあたりから高い壁があることを実感。録音した音源も聞き比べてみたけど、音の解像度や迫力が段違い。前にもチラっと書いたけど、派手だけど下品じゃない音質、分離の良さってのはボクがかけるようなハウスサウンドにぴったり。
　高い買い物だったけど、30万円近くするXONE:464と基本スペックがほぼ変わらない点を考えれば、このコストパフォーマンスには大満足す。
　好みもあるから一概には断定できないけど、以前のPSで使用していたRodecと比べてもこれだけ上行ってるとは思いやせんでした。こういった機材の違いを実感しながら積み重ねていけるのは、レギュラー箱の利点だよね。

Oribit側も協力的でPureselfのサウンドコンセプトに合わせてケーブルや電源周りを制作してくれるそうなので、試行錯誤しながらさらに上の音質を目指していきやす。既にケーブルについては音響スタッフの方と相談進めてますが、ここまでしてくれるクラブってないっす。ホント。
　ただ、本職の方と技術的なトークをしていると、まだ自分は勉強不足だなあともどかしくなる瞬間がありやす。操作性、音質、Groove感みたいなのは説明できんだけど、それを各機材レベルに落とし込む話をしてると特に。

口出されるの嫌がる箱もあるから空気は読むけど、ボクはできるだけPAの人とコミュニケーションしたいんす。ブース内のコントロールだけじゃ限界あるし、フロアが欲しい音質とPAの目指す音質は違う場合もあるんで、DJとPAの意見交換は大事。教科書通りじゃGrooveは生まれないし、キモチだけじゃ機材は動いてくれないしね。こういう部分を怠るDJもたまに見るけど、サイケデリックにしてもスピリチュアルにしても、あるモノを突き詰めるなら技術や理論は必須だと思いやす。楽しいだけで逝ける地点なんてたかが知れてるし。

なんか音響の話ばかりになっちゃったけど、ゲストの阿部さんはさすが独特の世界観を醸し出してやした。80年代（？）アングラテイストを感じたのはボクだけ？
　ボクはPSで久しぶりにマイク握ってのプレイ。ライブ感とハメ感のバランスがやっぱ難しい。お客さんの印象には残っみたいだけど、基本はDJなんでやっぱハメたい。そう考えると、マイクでハメてるSunshine JonesやBlake Baxterはやっぱ凄いわ。

お盆＆大物パーティーに挟まれてたんで、今回は厳しいかなと思ってた割には人も踊ってて形になってたんでホッとしやした。反省点も多々あるけど、殺伐感が以前より増したのは○した。
　次回ピュアセルフは10/27（土）。音質、内容共にさらに向上しやすんで、乞うご期待下さいです～。

＜ミキサー余談１＞
Xone:62は音質の傾向が現行シリーズ（404とか）とは微妙に違うそうで、アナログに向いてるらしいっす（実際に聞き比べたことないんで、あくまで噂レベルですが）。確かに、アレンの中では、アナログ世代最後のミキサーですね（今のミキサーは、最初からPC接続を前提に考えてるし）。

＜ミキサー余談2＞
「誰が買うんだ」の代名詞だったXone:V6ですが、オーディオマニアが目をつけたらしく結構売れたらしいっす。Power DJs等にあった在庫は全部売り切れだとか。真空管搭載、全チャンネルVUメーター搭載、専用電源ユニット、定価70万。。。オーディオマニア恐るべし。
　昔、Ureiオリジナル、Urei再発、V6を同条件で聞き比べしたことありやすが、個人的にはV6の圧勝ですた。
　そういえば昔、手塚太虫先生と原宿歩いてたら、服屋にV6が置いてあってビビったなあ。Boseの糞スピーカーで薄っぺらいBGMを鳴らしてたけど。お洒落おそるべし。。。