いまさらですが、諸星大二郎の『西遊妖猿伝』にハマってます。『妖怪ハンター』、『マッドメン』、『暗黒神話』とかは読んでいたものの、長い&高いコレは敬遠してたんですが、試しに一冊読んだら一気に虜。
手塚治虫をして「ボクは誰の絵でも真似できるけど、諸星大二郎の絵だけはムリ」と言わしめた逸話が有名ですが、やっぱ諸星の絵は中毒性高いっす。諸星作品にしては珍しくアクションシーンやバイオレンス描写が多いのも、ファンにはうれしいところ。とにかく、棒で頭かちわりまくりです。
ストーリーは、隋唐時代を舞台にした妖怪歴史ファンタジー。西遊記をネタにはしてるけど、話は全くのオリジナルで、オカルトムード満載です。毎度のことながら文献武装がすごいので、独特の重厚感があるし、隋唐時代の群雄と西遊記キャラが交錯する感じも絶妙です。魅力的な武将が盛りだくさんなので、三国志好きもハマるはず。
表向きは冒険活劇だけど、女性性や近親相姦といったセクシャルなテーマを扱ってるのも興味深いっす。
16巻まで出てます(2部河西回廊篇まで終わってるけど未完?)。
コメント:
先日はCD送っていただきありがとうこざいます、愛聴しております。関西こられるんですねー楽しみ。諸星いいですよね、「僕とフリオ~」とか大好きなんです。
プーティーウィ | 2006年04月14日 01:07
>プーティーウィさん
気に入ってもらえたようで、どうもです〜。もし、大阪のパーティー来られるようでしたら、声かけて下さいな〜♪
YAMADAtheGIANT | 2006年04月16日 10:16