タイトル通りミックスの可能性を追求したコンセプトで、LIVEraryでライブミックスを生放送していきやす。

　ここ1、2年、外でやらせてもらう機会も増え、パーティーを通じてたくさんの人と出会いましたが、コミューン特有の心地良さに甘えてしまうと馴れ合いに溺れそうな気がするんで、誰の干渉も受けず一人でストイックにやる場所も必要かなと。
　現場が最優先というスタンスは変わりないものの、『Mixtacy』では時間、機材、しがらみなどに左右されることなくアンダーグラウンドなGrooveをひたすら探求しやす。

ミックスってやつは奥深くて、毎回新しい世界を見せてくれるんす。10代でGrooveの魔力に取り付かれて以来ずっとDJ続けてますが、ミックスに対する情熱は薄れるどころかますます濃くなっていく今日この頃。
　曲調や展開、アナログ毎の音圧、フェーダーのカーブ、イコライジング、ピチコンの吸い付き、トルクの磨耗具合、針圧、スピーカーの鳴りetc...、レコードや機材と無言のコミュニケーションしていいくうちに、思考が加速してくあの瞬間がたまらなく好き。
　「このベースにあのハット乗っけて声かぶせたら・・・」とか目の前に次々と現れるパズルを攻略していくうちにアドレナリンがでまくって、気づいた時にはミックスジャンキーに。。。調子良くミックスしてる時なんか、視界が白くなって素面でも凄い地点逝けやす（この手の話をUniversal Indiannさんに熱くしたら、キモチ悪いと言われますたｗ）。

余談だけど、ボクが曲やアーティストをブログであまり紹介しないのは、知識はみせびらかせるけどGrooveは体感する以外ないと考えてるからなんす。DJが知識やサブカルマナーで保険かけるのはダサいし、「あ、それ知ってます」みたいなコレクタートークも興味ないし。
　ミックス音源を大量にアップしてんのは、良い部分、悪い部分含めてGrooveがDJの全てだと思ってるんで。

まあ、Mixtacyでは、こんな普段から内に秘めたる熱～いGrooveフェチズムを伝えたいんす。ラジオだからフロアの多幸感や一体感は期待できないけど、最もやりやすい環境で現場なみの緊張感と集中力を持ってグルーヴを紡いでいくつもりっす。選曲や流れだけでなく、テクニックも追求してきやす。曲垂れ流しでズブズブやりたくないんで、時間も区切って濃密にやる予定。
　このラジオがきっかけでクラブに遊びに来てくれる人がいれば一番嬉しいす。

Air LIVEraryではライブラリーを簡易的に開放して踊れるようにしてたけど、Mixtacyではミックスに集中したいんで、特に開放はせずじっくりやろうと思ってやす。

第１回は明日金曜日っす。興味ある方は是非。開催時間など詳細はここで発表しやす。